どう演出する？人気の披露宴の流れを徹底解説！
結婚式を挙げたいとなった時に、どんな演出をしょうか悩む人も多いでしょう。
また、結婚式と披露宴は続けて行われることが多いので、セットだと思われがちです。
ですが、この2つは全くの別物。それぞれに役割があるので分けて考えなければいけません。
本記事では、披露宴の基礎知識と人気の演出を紹介します。
披露宴で何をしようか考えているカップルは参考にしてくださいね。
Contents
披露宴とは？ 結婚式と何が違う？
披露宴と結婚式の違いは、なんだと思いますか？
披露宴は「結婚したことを周りの人にお披露目するパーティー」のこと。結婚式は「神様や参列者の前で結婚を誓う儀式」のことです。
儀式とパーティーなので、それぞれ役割が違い、行われる演出も変わってきます。
当日は、結婚を祝ってくれるゲストと一緒に食事を楽しみながら場を盛り上げるような演出をしていきます。
披露宴はどこでできる？
披露宴ができる会場は次の5つのタイプがあり、会場によってメリット・デメリットがあります。
お二人が希望する披露宴のスタイルが叶う会場を選んでください。
ホテル
ホテルでは宴会用の会場を使って披露宴を行うスタイルができます。披露宴会場やチャペルが独立しているケースも多く、会場のサイズもさまざま。
少人数から盛大なものまで、幅広く対応できるのが特徴です。
ホテルでの披露宴のメリットは、次の3つです。
- 挙式・披露宴が1ヶ所ですみ、ホテルに併設されている
- 接客のプロがレベルの高いおもてなしをしてくれる
- ホテルは駅に近いことが多く、アクセスがいい
反対にデメリットは、次の3つです。
- 貸切感が少ない
- 最新設備があっても、プログラムがある程度決まっているケースが多い
- ホテルにもランクがあり、ランクが高ければその分費用も高額
遠方からくるゲストが多く、ゲストのことを考えるとホテルで披露宴がおすすめです。
専門式場
専門式場では、挙式と披露宴が同じ会場内で行え、会場の規模はさまざまな大きさがあります。式場によって、イメージが違うのでお二人の披露宴のイメージに合わせた会場選びが大切です。
専門式場のメリットは、次の3つです。
- イメージに合わせた会場選びができる
- 会場のスタッフは経験豊富な人が多い
- 提携しているドレスブランドや引き出物、会場の装飾バリーエーションが豊富
反対にデメリットになるのは、次の3つです。
- 宿泊施設が併設されていないことが多い
- 式場がひとつしかない場合は、他のカップルと鉢合わせに注意
- 装飾や演出の選択肢が多い専門式場は、演出を詰め込みすぎると予算オーバーに
メリット・デメリットをそれぞれ知って、会場選びをしましょう。
ゲストハウス
ゲストハウスの披露宴は、邸宅を1軒丸ごと貸切にして行います。一般的なのは洋館です。最近は和モダンな邸宅や古民家をオシャレに改装したゲストハウスも人気です。
ゲストハウスで披露宴をするメリットは、次の3つです。
- 映画のワンシーンのような披露宴ができる
- 映えるウェディングフォトが撮れる
- 演出の自由度が高い
反対に、ゲストハウス披露宴のデメリットは、次の4点です。
- 演出が天候に左右されやすい
- 設備が最新ではない又はスペースが不十分の可能性も
- 駅や空港からのアクセスが悪いことも
- 費用が高くなりがち
このようなメリット・デメリットがあるので、参考にして決めていきましょう。
レストラン
レストランで披露宴をする場合、レストランなどを貸し切って少人数での披露宴も可能。ゆっくり過ごしたい、料理の質にこだわりたいカップルにおすすめの会場です。
レストランで披露宴をするメリットは、次の2つです。
- 料理のクオリティが高い
- アットホームな披露宴ができる
レストランで披露宴をするデメリットは、次の3つです。
- 広いスペースの確保が難しい
- 音響や映像設備に限界がある
- 完全貸切になるか確認する必要がある
スペースや設備によっては希望の演出ができない可能性もあります。事前に確認をしましょう。
披露宴の流れ
披露宴は2人が結婚したことを報告する場で、ある程度形式に沿って進行されることが多いです。
おおよその流れは以下のような流れになります。
- 新郎新婦入場
- 司会者による開宴のあいさつ
- 主賓の祝辞
- 乾杯
- 歓談
- 余興
- お色直しの退場と再入場
- テーブルラウンド
- 花嫁の感謝の手紙、花束贈呈
- 新郎からの謝辞
おおよその流れはこのような感じで、ここに独自の余興や演出が加わっていきます。
歓談や余興が盛り上がると、想定以上に時間がかかることもあります。やってみたい演出はたくさんあると思います。が、2時間半程度で収まるようにプランナーさんとしっかり打ち合わせをしましょう。
披露宴での人気の演出
披露宴は長丁場なので、中だるみしないよう要所要所に演出を盛り込むと◯。ゲストも参加できるものにすると一緒に盛り上がれる思い出の披露宴になりますよ。
ここからは、披露宴で人気の演出を紹介します。取り入れる演出の参考にしてくださいね。
演出①：ファーストバイト
ファーストバイトは、ケーキ入刀した後に新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合う演出のことです。それぞれ意味があって、新郎から新婦へは「一生食べ物に困らせない」、新婦から新郎へは「一生美味しい食事を作ってあげる」という意味が込められています。
他にもスプーンに乗せる果物の数は「子どもの人数」、ケーキの大きさは「愛情の大きさ」という意味もあります。
ファーストバイトのおすすめ演出としては、こちら。
- 巨大なスプーンを使う
- 同時に食べさせあう「同時バイト」
- ケーキ以外の食べ物でファーストバイト
演出②：鏡開き
和風結婚式の場合は、ケーキカットの代わりに鏡開きが取り入れられることが多いです。
蓋の円は夫婦円満を意味し、開くは「2人で未来を切り開いていく」という意味が込められています。
新郎新婦だけでもいい演出なのですが、両家の親たちと3組の夫婦で鏡開きをしたり、友人たちと一緒にする演出もあります。
また鏡開きはお酒以外で行うこともでき、樽の中にお菓子やお花、両親へのプレゼントが入っていることも。
演出③：ムービー
ムービーを使った演出は、近年では定番になっています。オープニングムービーや、2人のなれそめを描いたプロフィールムービー、披露宴の最後に流すエンディングムービーなど盛り込めるところはたくさんあります。
最近では自作するのも人気ですが、プロのハイクオリティなムービーも根強い人気があります。相手に秘密で友人たちのメッセージを集めたムービーも、感動のサプライズ演出になりますよ。
演出④：高砂ソファ
高砂ソファは、今注目のおしゃれ演出で、新郎新婦が座るメインテーブルをソファにして、その周りを2人らしい空間に飾りつけるというもの。
高砂ソファはゲストとの距離が近くなり、フォトブースとしても素敵な写真が残せると人気が出ています。アレンジ次第で洋装・和装どちらでも違和感なく合わせられるでしょう。
演出⑤：ファーストダンス
ファーストダンスは、欧米では一般的なイベントで、新郎新婦が結婚して最初に踊るダンスのことです。夫婦になった2人の新たな人生のスタートを象徴するお披露目のダンスです。
一般的には披露宴の食事の後に音楽が流れダンスをする流れになります。しっかり踊らなくてもゆらゆらと揺れているだけでもいいですし、ノリノリの曲で踊るのもアリです。
少しずつ踊る人を変えて踊っていけば、上手い下手に関係なく踊れそうですね。
演出⑥：キッズカメラマン
お祝いに来てくれた子どもの席にインスタントカメラを置いておき、キッズカメラマンに認定！大人が撮影する写真とはまた違った撮り方で、予想外に素敵な写真が撮れることも。
ゲストの子どもたちも飽きずに参加できるので、おすすめの演出です。
演出⑦：花火
ナイトウェディングであれば、演出に花火を取り入れる方法もおすすめです。ゲストと手持ち花火を楽しむのもいいですが、打ち上げ花火でド派手は入場シーンにするのもいいでしょう。
花火だけでなく、キャンドルや電飾を使った飾りつけも披露宴が華やかになりますよ。
演出⑧：ビュッフェ
披露宴の醍醐味は食事だと言えますが、料理の提供方法をコースからビュッフェ形式に変えるという演出もあります。ビュッフェ形式にすると、ゲストは食べたいものをお腹いっぱい食べられるし、見た目も華やかになるのでおすすめです。
食べ物の偏りが気になったり、年配の参加者が多かったりする場合、座って食べるビュッフェスタイルやデザートだけなど限定的なビュッフェも楽しめます。
ゲストに合わせて選ぶといいでしょう。
演出⑩：ドーナッツウォール・カップケーキタワー
カラフルなデザートが並んでいたら素敵な演出になるけど、予算やスペース的に難しいということもありますよね。
そんな時は、手でつまめる「キャンディービュッフェ」や、ウェルカムボードに添えた「ドーナッツウォール」、カラフルにデコレーションした「カップケーキタワー」なども見栄えがよくおすすめです。
使うお菓子の色も結婚式のテーマカラーや、ポップな色合いにまとめると会場が華やかになりますよ。
演出⑪：シェフパフォーマンス
シェフ自らが会場で料理の仕上げをしてくれるシェフパフォーマンスも、会場が盛り上がる演出のひとつです。
私は友人の結婚式で新郎の趣味が魚釣りで、前日に釣った魚を会場で自ら捌いてカルパッチョを作るというパフォーマンスを経験しました。新郎の趣味なども覚えられるいい機会だなとみんなで拍手で盛り上がりました。
演出⑫：果実酒作り
新郎新婦とゲストが共同で果実酒を作るゲスト参加型の演出です。
再入場のタイミングで大きな瓶を持ちながら各テーブルを回って、ゲストにカラフルなフルーツを入れてもらい、最後に高砂で新郎新婦がお酒を注ぎます。
結婚式後は新居に持ち帰り、完成した頃にまた友人らを招いて果実酒を振る舞うのも楽しみのひとつです。ウェルカムスペースに瓶を置いておき、メッセージを書いてもらうなどオリジナルな楽しみ方もあります。
演出⑬：カラードリップケーキ
カラードリップケーキとは、ゲストの前でウェディングケーキにソースをかけ完成させる演出です。ソースをかける前後でケーキの印象がガラッと変わり、フォトジェニックな写真が撮れると話題の新しい演出です。
海外のウェディングでは、ゴールドが入ったメタリックなウェディングケーキがトレンドになっているので、ウェディングケーキにもこだわってみてはどうでしょうか。
演出⑭：サンキュータグ
サンキュータグは、ゲストに渡す引き出物やプチギフトに「サンキュー」のメッセージを書いて添えるタグのことです。ドリンクバーのボトルネックにつけるのもおすすめ。
紙のタグもいいですが、シールタイプにするとつける手間が一気になくなりますよ。
演出⑮：シャンパントースト・シャンパンサーベル
シャンパントーストは、新郎新婦が腕をクロスさせて飲み干すのが一般的なスタイルです。
披露宴の乾杯のタイミングで取り入れるのがいい演出。鏡開きや三々九度など、日本の文化にも共通する部分があるので、年配の方にも受け入れられやすい演出でしょう。
シャンパンサーベルは、ソムリエまたは新郎がサーベルでシャンパンボトルの口を斬り飛ばすというワイルドな演出です。中世のフランス海軍が、航海の始まりに行っていた儀式が起源とされています。
結婚を人生の航海に見立てた豪快なパフォーマンスで、会場は一気に盛り上がるでしょう。乾杯前の演出で取り入れられることがありますが、会場によってはできないケースもあるので事前に確認してくださいね。
演出⑯：子育て感謝状
新婦が両親に感謝の手紙を読む演出は感動を誘いますが、新郎だって両親に感謝の気持ちを伝えたい！と思っているかもしれません。
そんなカップルにピッタリなのが「子育て感謝状」という演出。披露宴の最後に、新郎新婦それぞれが両親に対し感謝状を読み上げて記念品としてプレゼントします。
子育て感謝状の形はさまざまで、額縁に入れた賞状だったり、ボックスタイプのフォトフレームにしたりでき、形もデザインもオリジナルな物にできます。
記念品なので飾られることを想定して、実家の雰囲気に合わせる場合や、インテリアにしても見栄えのするデザインにすることがほとんどです。
演出⑰：ブーケトス／ブーケプルズ
ブーケトスは、花嫁が後ろ向きにブーケを投げ、ブーケプルズは数あるリボンの中からブーケと結ばれているリボンを引いた人にプレゼントするという演出です。
正式には独身女性向けの演出でしたが、最近はゲスト全員参加型も一般的になってきました。
私の披露宴では、新婦がブーケプルズを、新郎がチュッパチャップスプルズをしました。誰に当たるかのドキドキ感が会場を盛り上げます。
何が当たっても、次に結婚するのは自分だと期待しちゃいますよね。
演出⑱：ドレスの色当てクイズ
新婦がお色直しで退出している間に、ゲストの皆さんに何色のドレスで登場するか当ててもらうゲームの演出です。正解者にはプレゼントを準備しておくのが定番。
受付で投票してもらったり、ペンライトで色を選んでもらい再入場のときに振ってもらうなど、解答方法もアレンジ自在です。
演出⑲：席札メッセージ
個別に席札に一言メッセージを添える演出です。新郎新婦は披露宴中は忙しく、なかなかゲストとゆっくり話をする時間がとれないもの。
ゲストの人数が多いとかなり大変な作業ですが、しっかり感謝の気持ちを伝えたいカップルにはおすすめの演出です。
お隣の席の人とも「なんて書かれてる？」など、ゲスト同士で会話も弾みそうですね。
【定番からトレンドまで】ふたりらしい披露宴を！
定番の演出からトレンドなものまで、さまざまな演出を紹介しました。
おふたりが気になるものはあったでしょうか。盛り上がる演出や感動する演出などを各所に配置して、おふたりオリジナルの披露宴にしてくださいね。
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